内装仕上げにカビが発生して汚れを生じること。
カビは生物の一種なので、栄養と水分と適当な温度の3つの要因が充足されると急速に繁殖する。
逆に3つのうち、どれかひとつ欠けるとカビは増殖しない。
建物の場合、カビの発生はそのほとんどが水分の存在で決定される。
湿分の高い状態を含めて内装の仕上げ材の中の含水状態が、カビの発生を左右するといえる。
浴室、台所、北側の居室などでは水湿分が高くなりやすく、特に通風が悪い状態が局部的に存在すると部分的にカビが発生しやすくなり、その部分を足掛かりにして急速に拡大する危険性がある。
カビの除去により汚れはなくなるが、除去剤は殺菌力の強い薬剤を含まれるので取扱いに十分注意する必要がある。