不動産投資信託の投資法人が、投資口の公募・売出しを行う際、公募・売出の数量を超える需要があった場合に、主幹事証券会社が投資法人の既存投資主等から一時的に投資口を借りて、当初予定していた公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売することをいう。
需要動向を踏まえた適正な数量の投資口の消化と、公募・売出し後の流通市場における価格の安定を図ることを目的に日本では平成14年(2002年)に導入された。
オーバーアロットメントによる売出しは、本来の公募・売出しの数量に需要が満たない場合にはオーバーアロットメントによる売出しは行われない。
オーバーアロットメントによる売出しが可能な数量は、公募・売出しの数量の15%が上限とされる。