住宅建築工事の際、コンクリート、モルタル、左官材、接着剤、塗料等建物の一部を形成する材質の硬化が不十分なため、所定の強度が得られないことをいう。
建築現場は工場内部と違い、気温や湿度、雨風や日照等いろいろな外的な要因を受けやすく、特に水分の蒸散によって硬化を促進させる水硬性の材料(例えばコンクリートやモルタルなど)は、硬化養生中の温度が低すぎたり高すぎたりすると、外見からは十分硬化しているように見えていても硬化不十分な場合がある。
したがって、コンクリート打設等の際は、打設後の養生・管理に特に注意するべきである。