ガラス素地に金属の網又は線を入れたもので、一方の面に型模様のある網入型ガラスと、両面を研磨した網入磨きガラスがあり、ワイヤガラスとも呼ばれている。
厚さは6.8mmと10mmの2種類がある。
火炎でガラスが割れても、中に封入されている網により破片を支え、崩れ落ちたり、火炎や火の粉の侵入を遮断し、開口部からの延焼、類焼を防ぐ効果がある。
また、落下の危険防止に効果があり、防煙垂れ壁などの使用にも適している。
しかし、切断時に網や線を引きちぎることとなるため、ガラスの切り口に傷が生じやすく、切り口の強度が普通ガラスの半分程度しかないため割れが生じやすい。
なお、使用に際しては、日射によるガラスの熱応力破壊(熱割れ)に対する強度を検討して、ガラスの品種等を選ぶ必要があるといえる。