空き土地活用の方法として、軒先ビジネスをご存知だろうか。
2008年に創業した軒先株式会社のサービス「NOKISAKI」がここにきて注目を集めている。
そもそも軒先ビジネスとは?
民泊(Airbnb)の世界的な人気急増や空き土地活用が注目を集める中、今まで収益にならないとされ、デッドスペースとして捉えられていた場所を1日、1時間単位で「貸したい人」と「借りたい人」をマッチンングさせるというサービスだ。
・「NOKISAKI」詳しくはコチラ法人、個人問わずに不稼働スペースの短期貸しを行い、駐車場や販促イベント、ギャラリーなどといった様々な用途での利用がされている。
低コストで実験的な販促やイベント実施に適していることから大手法人の利用も多いのが特徴と言えるだろう。
創業のきっかけ
軒先株式会社の代表取締役を務める西浦明子氏は、もともと不動産とは無縁の仕事をしていた。
出産を機にネットショップと短期のアンテナショップ経営を始めようと思ったのだが、その当時不動産屋が貸すテナントは値段も高く、短期で貸してくれることもなかった。
低コストでモノを売る為に思考錯誤してたどり着いたのがこの「NOKISAKI」というわけだ。
今後期待が高まる軒先パーキング
今後、様々な用途での利用が期待されている「NOKISAKI」であるが、ビジネスモデルとして確立しつつあるのが「軒先パーキング」である。
その名の通り、住宅の空きスペースや月極駐車場の空車スペースを、利用者とマッチングさせるものだ。
例えば、地方のコンサートやスポーツ観戦など多くの来場者が車で来れるように、会場周辺の住宅エリアをそのイベント前後の間、時間貸しパーキングとして活用する事例などもある。
渋滞緩和や地方創生といった多くの可能性をもったこのサービスから今後も目を離せない。