【必読】イギリスEU離脱による不動産投資への3つの影響

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contents-36-2イギリスのEU離脱のニュースは世界経済に大きな衝撃が走っていることであろう。

大方の予想を裏切り「残留」ではなく「離脱」を選択したイギリスであるが、不動産投資市場においても他人事でないことを、認識しているだろうか?

 

1、円高による不動産投資の動き

アベノミクスの影響で中国人や台湾人を中心とした海外投資家が、日本国内の不動産購入が進んできた。

今回のイギリスのEU離脱の影響により円高が加速したことで、日本経済に対する安定感が改めて世界的に証明され、かねてから日本の不動産を購入していた海外投資家の多くは為替による含み益が出ていると考えられる。

※去年の夏から比べて中国元に対して日本の円の価値は30パーセントも上昇している。

この事から考えても、現状投資家がなにかしらのアクションを起こしやすい状態にあるということだ。

 

2、国内の不動産価格の予想

日本経済の安心感が世界的に増すと同時に、日本国内の不動産の価値も上がっていくと考えて良い。

既に国内の不動産価格は数年前から上昇を続け、既に天井に来ているという声もあるくらいだ。

ここで考えられるのは短期的な目的で不動産投資をしていた投資家が売却するきっかけになることが考えられる。

なぜなら世界の経済が不安定な状況で、いくら安心な日本の金融資産といえども、いつ価格崩壊を起こすかは分からないからだ。

このイギリスのEU脱退によりある程度儲けの出る状況下に不動産を売却することは大いに考えられる。

そうなると、これまで上がり続けた日本国内の不動産価格が一転して下落し始める可能性を視野に入れておいたほうが良いだろう。

 

3、金融機関の融資審査への影響

イギリスのEU脱退は国内融資の面でも大きな影響を及ぼす可能性がある。

イギリスに次いでEU加盟国内での連鎖的な脱退があり得るからだ。

もしそのようなことが起きると、世界的経済が不安定になり、融資する金融機関のリスクは高まると考えられ、融資審査のハードルを上げざる得ない。

そうすると不動産が売れなくなるので自動的に不動産の価値が下がる可能性があるのだ。

このような状況下、不動産を売却する側はタイミングを慎重に考えていく必要性と、不動産購入を考える人は早いタイミングでの融資を受けることをお勧めしたい。

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